講師は大有研の世話人でもある、今野さん。今回も更地の状態の畑から畝を作って、定植まで行ないました。
まずは講師の今野さんの畑を見学。今年もハウスできゅうりやトマトがすくすく育っています。そうそう、トマトは真夏のイメージがありますが、この時期のトマトが一番美味だそうです。それは受粉してから実に成るまで長い時間をかけるために味が濃くなるそうです。(ちなにみ積算温度で2300℃が目安。)それにトマトの幹自体も元気なので、良いものが出来るということなのです。それとイタリアと日本と栽培方法の違いとして、乾季と雨季がしっかり分かれていることも大きく関わっていることも教えて頂きました。
トラクターの力を借りながらも、備中鍬を使って土を掘り起こし、雑草を掃除します。
その後に平鍬を使って溝を掘り、その土を掘り上げて畝を作ります。そして、畝をの表面をさらに平鍬で馴らす。でも、この平鍬を使うのが簡単なように見えて、かなり難しいです。まず、なかなか真っ直ぐに畝を作れない。それに、表面を馴らそうとしてしても、なかなかきれいにならないのですねー。これにはかなりの慣れが必要で、結局畝の掘りは今野さんの手直しが・・。やっはり、畝が真っ直ぐじゃないと気が済まないようです。
何とか畝が完成し、畝の上に等間隔に土をほり上げて、トマトとミニトマト、さつまいもの定植を行ないました。トマトの畝にはちゃんと鉄パイプで骨組みを作って、つるが絡まないようにしましたよ、かなり本格的になりました。順調ならトマトやミニトマトは6月に、さつまいものも10月に収穫出来るようです。
今回も基本的な作業ながら、いろいろな気づきがありましたよ。たとえば畝に苗を植えるときに、苗を少し陥没させないといけないことや、マルチを被せる畝とそうでない畝の違いなどなど。実際に行なって初めて知ることばかりですね。
今回は家族で参加された方も多く、にぎやかなセミナーとなりました。子供たちにかかればトラクターもジャングルジムに早代わりですね。土から出来てきたトカゲや昆虫を追いかけたり、雑草を掃除したり。普段、都会に住んでいるとなかなか出来ない体験なので、とても楽しんでもらえたようです。こうやって、少しでも多くの方に土やオーガニックに触れ合ってもらうことが今年の大有研のテーマなのです。
今回ご指導頂いた今野さん、ヨッシークラブの方々には、いつもながらに多謝。(